消費者金融は何業?一度でも借りると終わりなの?
消費者金融は貸金業。 一度でも借りたら終わりということはありません。 銀行などのようにお金を預貯金を取り扱わず、融資に特化した金融機関。 最近は法人へ限った融資もあるが、一般的には個人へ向けた少額の融資を取り扱っている。 融資を受けた際の金利は銀行と比べて高いが、信用を担保に貸付を行う無担保ローンなので融資審査などはスピーディーに行われる。
消費者金融は何のため?どんな時に利用するのが良いか考えてみよう
- 緊急に急にお金が必要になった時のため
- 銀行やクレジットカードが何らかの理由で使えない時のため
- いくつかの消費者金融ローンをまとめる時のため
消費者金融は、基本的に今すぐお金が必要となった際に利用するためにある金融機関です。 銀行などの金融機関のローンと比べると融資までの審査が短く、保証人も必要ないためスピーディーにお金を借りることができます。
とはいえ便利である反面、金利が高く、継続して返済してもなかなか全額返済するのが難しくなる場合もあるという現実があるんです。 消費者金融を利用する際は、いくらお金が必要で切羽詰まっていたとしても、しっかり返済計画を立てた上で借りる必要があります。
消費者金融でよく言われる「サラ金」は何の略?
サラ金は「サラリーマン金融」の略です。 1990年代にサラリーマンが中心に消費者金融からお金を借りていたことから由来しています。 当時はサラ金(消費者金融)から多くのお金を借りることができていました。
しかし、当時のサラ金からの過剰貸付により多くの自己破産者が生まれたことで、サラ金と聞くと良くないイメージがついてしまったのです。
今では2007年に貸金業法が改正されたことで過剰貸付が無くなり、年収の1/3までしか融資を受けることができなくなりました(総量規制)。 その結果自己破産者が減ることになります。 今ではサラリーマンだけではなく、法人や主婦も借りることができ消費者金融と言われるようになりました。
消費者金融で返済しないとどうなる?
- 返済しない日から遅延損害金の発生
- 督促電話が2、3週間に1本
- 滞納長期化で督促電話が1日に2〜3本
- 仕事場にも督促の電話(消費者金融は伏せて)
- 融資の際に登録した住所に督促状が届く
- 滞納2ヶ月過ぎて信用情報機関に金融事故者としてブラックリスト入り
- 10年以上経っても督促電話及び督促状が届く
- 最終的に借金滞納で裁判所からの呼び出し通知が届く
- 裁判所へ出廷
消費者金融を返済しないと以上のようなことになります。 法改正により、消費者金融の人が自宅に押しかけてきたりするようなことは無くなりましたが、滞納が長期化すると最初の2、3年は毎日のように督促電話がかかってきます。
おそらくこの毎日の鳴り止まない督促電話でほとんどの人が心折れてしまうかと思います。 消費者金融の人も返済してもらわないと困るので、下手すると1〜2時間ほど長電話をすることになります。 一度でも電話に出てしまうとそこから怒涛の電話ラッシュとなるのです。
何とか2、3年返済しないままでいると「時効」という言葉を聞くかもしれません。
実際に消費者金融のこういった借金にも「時効」というのがあり、一定の条件を満たせば借金が無くなることになります。 しかし、これを期待するのは90%不可能です。 消費者金融側で時効にさせない方法がいくつもあるからです。
最終的に裁判所に呼び出されることになりますが、これで裁判所に出廷しないと借金の滞納を認めることになり、借金の一括請求や差し押さえにあったりします。 もちろん給与口座などが押さえられたりするので、そうなればもう手も足も出ません。
つまり消費者金融で返済しないとどうなるかを考える前に、しっかり返済計画を通りに返済していき完済をしないといけないのです。 絶対に後先考えず借りるべきではありません。